業務効率化は優先順位と劣後順位にある

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仕事をスムーズかつスピーディに効率化するには、段取りを入念にして準備することが重要である。そして段取りをするにあたって最も大切なことは、複数の作業の優先順位を的確に振り分けることだ。具体的には、まず現在抱えている作業を思いつくままにアトランダムにリストアップする。それを整理分類してグルーピング化し、重複する作業は削り、足りない作業は付け足していく。次に一つ一つの作業時間を見積もり、処理できる時間的リソースを計算する。この時に少し多めに時間を見積もっておくことがポイント。何か不測の事態が起きても、時間的に余裕があれば対処できる確率がグッと上がるからだ。
そして最後に作業を優先する順位を決定するのだが、ここでもう一つのポイントは優先度の高いものを先に決めるのではなく、劣後順位を先に決めることである。劣後順位とは、実行してもそれほど成果が期待できない作業の順位のことだが、これを先に決定することで無駄な作業に貴重な時間的リソースが食われることなく、より優先順位の高い作業や課題へ労力を集中することが可能になる。優先順位の決定に際しては単に時間的な前後関係で決定するのではなく、いかに経済的コストがかからないか、どこから始めるといちばん儲かるか、もっとも肉体的精神的に負担の少ない順番はどれかなど、様々な要素を総合的に勘案して決定することが大切である。そして順位が決まれば即実行するのみ。そして、ここまでの流れを無意識のうちにできるようになることが、プロの職業人として理想である。
優先順位をつけることが苦手な方は優先順位の付け方がわからないか、優先順位を間違えてしまっている可能性がある。優先順位を間違えてしまう人は参考サイト(こちら⇒http://yusenjyunitukeyo.com/correct/mistake/)を読んで何故間違えてしまうか一度考えて欲しい。